Service & Product
株式会社FingerVisionのサービスとプロダクトについて
ソリューション(業界別)
Solution
視触覚センサFingerVisionを搭載したロボットシステムを、業界の課題に合わせて開発・導入を進めています。
食品加工業
food processing industry
業界の課題
慢性的な人手不足や、高負荷な仕事(反復作業や熱い食材の取り扱い等)が多く、困っている。
ハードル
弁当・惣菜などの加工現場では、形や重さにバラつきがあることに加え、その種類も多く、食材をロボットや機械で扱うのが難しい。(特に、掴む・盛り付ける等)
ソリューション
安価な触覚センサーを装着したロボットアームを活用して生産ラインの負荷を下げる。
多品種・柔軟物の盛付けロボットシステム
日替わりやリニューアルの多いお弁当やお惣菜などの製品の「盛付作業」を「触覚センサ」を活用した汎用ロボットシステムで自動化します。
DEMO
おにぎりのピック&プレース
机の上にバラバラに積まれているおにぎりを整列させています。 ここでは「掴む」際にFingerVisionからのフィードバックを利用しています。 さらに、ラベル情報をFingerVisionで読み取り、「鮭」 or 「ツナ」を自動判定し、種類別に整列しています。
視触覚センサ
Vision-based tactile sensor
視触覚センサFingerVisionを組み込んだロボットハンドの販売を行っています。2024年6月より、より多くの自動化ニーズを満たす視触覚センサ内蔵ハンドの新プロダクトをリリースしました。
人と同じように“いい感じに”掴める
視触角センサ内蔵グリッパセット
新プロダクト登場
視触覚センサの搭載により、1種類のフィンガータイプで様々なワーク(やわらかい、偏荷重が起きる、もろいなど)のハンドリングを「滑り分布」と「力分布」の情報を活用することで実現していました。ただし、求められるタスクによってはフィンガーサイズが大きいため、実際にワークを持てたとしても自動化実現のネックとなることなど、形状・サイズによるネックがありました。そこで様々なサイズや形状に対応することで、それぞれのユーザが持つ独自の課題に対して視触覚技術を適用できるようにする新プロダクトのロボットハンドを開発しました。これにより、様々な業界・工程・タスクでの課題解決を実現します。
視触覚だからこそのマルチセンシング
滑り分布
対象物自体を認識しその対象物がカメラと相対的に動く状態を滑りとして認識します。60fpsに画素の差分を認識することで、滑りのセンシングを行えます。
力分布
センサの表面がシリコンのスキンで覆われています。 そのスキンにドットマークを配置。その移動量と方向 ・大きさから画像処理にて力の分布(XYZ)を推定することで、力のセンシング を行えます。
用途が広がるフィンガーラインナップとカスタム対応
フィンガーラインナップを従来の1モデルから、大幅に追加。 お弁当盛り付けなどで活躍しているモデルだけでなく、 FAでよくある、小さなワークなどにも対応できる小型モデルや、円筒ワークの把持面を増やすために曲面にしたモデル、 手のひらに近いサイズにすることで、把持面積を確保して 安定ハンドリングを狙うモデルなどラインナップに追加予定です。
またカスタム対応ができるようになり、今後もラインナップ拡充を行っていくので、より多くのワーク・タスクに対応できるようになります。
販売ラインナップ
ラインアップは今後も随時追加され、組み合わせの自由度が今後も拡大していきます。
※写真は開発中のものですので、製品版は若干変更になる可能性がございます。
Cyl1
局面形状の把持面により、円筒形のワークや束ねられているワーク、小型のウエハなどのハンドリングを実現します。
SS2
指先よりも細い形状により、バラ積みなどのPick時のスペースが狭いワークや小型ワークへの汎用的な対応を実現します。
α on β
従来形状のバージョンアップタイプ。グリッパからの距離を近くすることで把持力をロスなく伝達できるようになります。今まで同様の汎用性の安定化を狙います。
M6
弊社のプロダクトであるおかず盛り付けロボットに使用されているフィンガーと同形状(取り外し機構なし)。カップ状かつ把持面に凹凸を作ることで摩擦を作り、食材に代表される柔らかく、不定形なワークに対して、少ない把持力でのナイーブなハンドリングを実現します。
用途に合わせて選択できるカメラのタイプ
Parallelタイプ
Parallelタイプはカメラ画質に優位性があります。 そのため、センシング性能(滑りや力のセンシング)にこだわりたい場合は Parallelタイプをベースにご選定ください。
Angleタイプ
Angleタイプはミラーで曲げる構造になっているため、機能性(形状や薄さなど)に優れ、形状バラエティに富んだ設計が可能となります。カメラサイズによる制約を回避できるため、様々なタスクに対応しやすくなります。
ご購入方法について
センサ・電動グリッパ・制御PC(laptopもしくはdesktop)のセットでご購入いただけます。また、センサはお客様の用途に合わせて選択可能です。小型ワークはAngleタイプの小型モデルのセンサ、円筒ワークは曲面になったParallelタイプなど、必要なタイプご選択してご注文ください。
※エントリーモデルやセンサの追加購入・カスタムなどはお問合せください。
共同研究・開発
Joint research and development
触覚センサを活用した製品やソリューションの研究や開発を共同でプロジェクト化します。
※現在はプロジェクト化にお時間を頂いています。予めご了承下さい。